ボランティア活動について(令和元年度)

災害時通訳ボランティア編

災害時に求められる活動

大規模災害時に、徳島県から求められている支援活動して、「災害時外国人相談センター」の開設があります。

災害が発生しますと、「とくしま国際戦略センター」に「災害時外国人相談センター」を開設し、災害時情報の翻訳、多言語化、避難所等への通訳者派遣を担うこととしており、多くのボランティアが必要となります。

昨年度に引き続き、令和元年11月9日(土)に、「とくしま国際戦略センター」横の「クレメントプラザ屋上」を利用して、避難所知識の習得や災害時外国人相談センターの支援機能確認のため、「災害時通訳ボランティア」や「徳島県外国人相談支援ネットワーク会員」などの支援相談機関が参加し、「大規模災害時外国人対応想定訓練」を実施しました。

今後も外国人への防災啓発活動と、このような外国人を支援するための「大規模災害時対応訓練」を実施することを通して,大規模災害に備えたいと考えております。

災害時対応訓練の様子(写真)

令和元年11月9日(土)
  内容 様子 概要
(10:00)
開会式
地域の外国人55名(13カ国)、高松出入国在留管理局、徳島弁護士会、徳島県医師会など14の支援機関・団体、災害時通訳ボランティア16名など総勢130名が参加いたしました。
(10:15)
災害訓練1
徳島市危機管理局のご協力により、仮避難所を開設して、在住外国人の方と一緒に、簡易トイレの設置などを体験していただきました。また、パネルを用いて、南海トラフ地震や津波のこと、避難所の機能などを学習しました。
災害訓練2 徳島中央警察署のご協力により、仮避難所での簡易担架の作り方、徳島市東消防署のご協力により、消火器使用体験を実施しました。
また、徳島県観光協会から、情報提供アプリ「Safety Tips」を紹介していただきました。
(11:10)
外国人相談センター開設
発災から3日後を想定し、外国人支援訓練として、TOPIA、徳島県国際課、災害時通訳ボランティアが参加し、災害時外国人相談センターを開設しました。
(11:20)
多言語情報提供
発災から3日後を想定し、災害時外国人相談センターに届けられた「災害時情報」を、多言語に翻訳して避難所に提供、避難所の情報コーナーに掲示しました。
掲示言語:英語、中国語、ベトナム語、やさしい日本語
(11:35)
仮避難所へ災害時通訳ボランティア派遣
発災から7日後を想定し、災害時外国人支援センターから仮避難所へ災害時通訳ボランティア(英語、中国語)派遣しました。
(11:45)
センター職員と災害時通訳ボランティアが仮避難所を巡回
発災から10日後を想定し、センター職員と災害時通訳ボランティアが避難所を訪問し、被災外国人から悩みなどを直接聞き取りました。使用言語:中国語(映像通訳システム使用)、ベトナム語
(12:00)
相談支援機関による相談会
発災から1カ月後を想定し、支援機関が参加し、大規模災害時の各種相談などをロールプレーイングにより訓練いたしました。
被災外国人の抱える様々な相談に対し、災害時通訳ボランティアによる通訳や映像通訳システム(タブレット)を介して、高松出入国在留管理局や徳島弁護士会、徳島県医師会など相談支援機関が相談を受け,アドバイスを行いました。
(12:30)
閉会式
この訓練により、災害時通訳ボランティアや相談支援機関の役割を確認できたほか、外国人を支援する関係者及び関係機関と連携・協力を一層深めることができました。
10 (12:45)
炊き出し
最後は、非常食の炊き出しを行い、試食を行いました。
炊き出しは、冷えても食べられるカレーライス(及びハラ-ル対応のカレ-)、クレメントプラザから提供のコンソメス-プを参加者全員でいただきました。
また、徳島市からいただいた非常食や非常用飲料水の詰め合わせを参加者全員に配布しました。

平成30年度の情報