やさしい日本語研修報告

公開日 2023.03.27

更新日 2023.03.27

 毎年、実施している専門ボランティアスキルアップ研修として、今年度は「やさしい日本語」をテ-マに研修会を開催しました。
 徳島県には約80か国・地域の外国人が在留し、過去最多の約6,641人(令和4年6月末現在)となり、県民106人につき1人が外国人という状況です。県内在留外国人の約90%はアジア圏であり、その国籍も多様化する中で、徳島県に住む外国人に情報を伝えたいときに、多言語で翻訳・通訳するのは難しい状況にあります。
 そこで、簡単な日本語であれば理解できる在留外国人たちには、やさしい日本語を活用することが有効であり、やさしい日本語を活用することにより情報が届きやすくなります。          
 しかしながら、やさしい日本語は県内では、まだまだ浸透していない現状であるため、一人でも多くの方にやさしい日本語について理解し、活用していただきたいと思います。

日 時 令和5年2月18日(土) 13:30~16:30
場 所 eb会議システム「Zoom」
内 容 講演及びグループワーク
講 師 鳥取大学国際交流センター 御舘 久里恵 氏
演 題 外国人とのコミュニケーション -やさしい日本語の活用-
 研修の前半は御舘氏から「やさしい日本語」の活用方法などについて丁寧にわかりやすく講演いただいたので、参加者たちの「やさしい日本語」に対する理解が一層深まった。また、「やさしい日本語」のポイントとして、わかりやすく相手に伝えるだけではなく、相手に寄り添う姿勢、先入観や固定観念を持たないなど様々な配慮の必要性についても説明いただいた。
 グループワークでは、3人で1グループとなり町内会の役員が外国人住民に「お餅つきの行事」について、もしくは「断水のお知らせ」の通知文書をやさしい日本語で伝える、という課題に取り組み、画面共有をしながらやさしい日本語を発表をした。
参加者 21名 
やさしい日本語研修報告
 
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