日本語支援ボランティア養成講座 In 阿南

公開日 2023.03.27

 長期にわたるコロナ禍で外国人の入国も長く制限されていましたが、令和4年度には、それらの制限も少しずつ緩和され、ここ徳島県でも徳島で生活する外国の方が増えているのを肌で感じています。

 徳島県では、彼らが、この徳島で、安心して生活することができるよう、県下に日本語教室を開講していますが、TOPIAでは、県の委託を受け、必要な日本語の支援や教え方のポイントを研修し、講座受講後は、ボランティアとして地域日本語教室等で活動してもらえるよう、日本語支援ボランティアの養成講座を開催しています。 今年度は、阿南市国際交流協会にて開催していただきました。

◆日 時:前期:令和4年10月1日、8日、15日、23日、29日 (23日は実地研修)
     後期:令和4年11月12日、19日、26日、12月3日
     ※ 全13:30~16:30 阿南市富岡公民館及び阿南ひまわり会館にて
◆受講者:11名
◆受講者の皆さんからの感想です。 (TOPIA機関誌87号から転記)


 全9回の講座は笑いあり涙なしのとても楽しく日本語の支援について学べました。先生方は優しく丁寧に聞き取りやすく教えて下さり、わからないところはいつでも質問できる環境でした。
 今まで何気なく使っていた日本語も、文法や支援の視点から改めて考えると難しかったですが、私は新たな発見のある講座が毎回楽しみで皆勤賞でした。
 また、教室の雰囲気が和気あいあいとしていたのもあり、実地研修や模擬授業を乗り切ることができました。
 これからも日本語支援の勉強を続けながら、多くの外国人に阿南の良さや日本の良さ、そして日本語の美しさを知ってもらえるようにお手伝いしていきたいと強く思いました。


 今回、日本語に向き合う機会をいただけたこと本当に感謝しております。講師の方々に県内在住の外国人の方々の現在の状況や具体的な支援、テキストを使って日本語を分かりやすく教えていただきました。
 「日本語は難しいですね。」と、アジア圏の保護者によく言われていました。周囲は日本語ばかりの社会の中で大変だったのだと思います。自分自身も上海で居た頃、初め日本人社会の中だけで生活していました。一歩外に出ると全くコミュニケーションがとれず不安を感じた事もありました。
 習った中国語が通じた時の楽しさ、相手も自分も笑顔になった時のうれしさを、少しずつでもここで実現できたらと思います。よろしくお願いします。


 国際交流に対する知識もあまり持たず、養成講座を受講しました。ボランティアとは、相手に「寄り添う」「必要以上にプライベートにはいりこまない」「学習・教室が楽しい」そして「来日している外国人の方々は私たちの生活を支えてくれている」という事を忘れずにと学び、気持ちを新たにしました。
 日本人はともすれば、「してあげる」「してあげた」という満足感を持ちがちであると思います。お互いを助け助けられ、自分を高めることをボランティアを通して学ばなければならないと思いました。
 また、我々が生まれた時から当たり前に使っている日本語がこんなにも難しい言葉なのかと実感しました。外国人の方にどのようにこの言葉を伝えれば良いのかと思った時、我々も外国の言葉・文化を少しずつ理解しなければと思います。そして、日本人として母語を大切に丁重に伝えることを心がけたいと思います。

日本語支援ボランティア養成講座
 
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