医療通訳研修を開催しました

公開日 2021.03.31

更新日 2021.03.31

日時

令和3年3月6日(土) 13:30~16:30

場所

Web会議システム「Zoom」

内容

第一部

在住外国人講師による発表
講師:マイラ イリヤス 氏
演題:日本の医療機関で感じたこと

第二部

講演及びワークショップ
講師:医療通訳研究会(MEDINT)代表 村松 紀子 氏
演題:医療通訳研修 制度・倫理・通訳技術

第一部では、イリヤス氏の母国(中国新疆ウイグル自治区)の紹介や日本での出産体験及びウイグルと日本の医療の違いや文化の違いを説明。日本では出産3日後くらいにシャワーを浴びるが、ウイグルでは6週間浴びてはいけないなどを説明し、参加者からは驚きの声があがった。

第二部では、「医療通訳」への理解、そして通訳をする際に語学力だけではなく、異文化への理解や医療通訳者本人のケアの大切さなどを講演。ワークショップでは、多言語音声翻訳システム「VoiceTra」の使い方や、通訳のメモ取りの方法を学び、グループに分かれ、メモ取りの練習を行った。村松氏がVoiceTraの音声翻訳の質が向上しているので、医療通訳現場でも使用される場合があるとのこと。参加者からはAIが発達し、医療通訳も容易に行えるのではないのかとの質問に、村松氏はAIを活用しながらも医療通訳者は相手にあわせた話し方ができ、寄り添ったり文化の違いを理解したりすることができるので、差別化を図りながら医療通訳者として活躍してほしいと返答した。

参加者

21名